目 次 |
1. 草之草 の話」 2016/1/1 |
2. 茶事の際の道具荘の変化 2016/3/4 |
3. 大円之草、草之草の柄杓、蓋置、建水の美しき取り置きの例 2016/5/20 |
4. 帛紗を真に捌いて行にたたむ正しい所作 2016/7/10 |
5. 真の茶事における真之炭(風炉手前) 2016/7/30〜8/20 |
6. 台子道具を扱う時の右手の経路 2016/8/31〜9/20 |
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1. 草之草 の話」 2016/1/1 |
「草之草」は、「草之真行」、「草之行」と共に似て似つかずのところが多々あり、
「草}のむつかしいところでもある。「草之草」は風炉点前では、台子の荘り方、点前の道具の位置などは、草庵の茶での「中置」のルーツとしてみることができる。
台子中央に風炉を置き、柄杓は風炉の前、台子地板上に横に引く。又、水指は、「草之草」では、名物級の細水指で、青磁雲龍細水指が適ってはいるが、
「中置」では細水指が約束になっている。
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2. 茶事の際の道具荘の変化 2016/3/4 |
奥秘台子12段では、ほとんどの人が、その点前のみを修練して、
茶事の一貫の中での奥秘台子12段を理解していない。そのために、奥秘台子12段の台子荘りが間違ってされていることが見られる。 |
3. 大円之草、草之草の柄杓、蓋置、建水の美しき取り置きの例 2016/5/20 |
奥秘の中で、「大円之草」は、13代円能斎の考案の点前であるが、台子を用いることなく、
唐物茶入、和物茶入を用い、二服の茶をいただく点前である。
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4. 帛紗を真に捌いて行にたたむ正しい所作 2016/7/10 |
帛紗を「行」に捌くことが、四ヶ伝の唐物、盆点、で初めて習うことになる。行之行、真之行では、帛紗の「行」の捌きも頻繁に出てくる。
しかしながら、「行」のさばきを正しくできる人は数少ない。大部分の人が、結果的には、「帛紗を「行」にたたむことができても、その所作は独自になされている方が多い。
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図1 帛紗を真に構えて、二度折った後、右手親指を客付側に移し、右手四本を勝手側に移し、
180度時計回りに回して、左手で折りこむ「行」のたたみ方は、よく見られる所作であるが、右手首と右腕が「く」の字に変形して正しいとは言えない所作である。
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その指導者の中には、長年培ってきた正しくない「行」のたたみ方の所作を、正しいものと理解し、 間違いであることに対しても、疑問すら持たないで、黙々と指導をしているのが現状である。その所作が理に合わないことを明示し、 間違いと正しい所作を、会員ページで詳細に写真で開示してみよう。 |
5. 真の茶事における真之炭(風炉手前) 2016/7/30〜8/20 |
真之炭手前は、修練としては、
単独に真之炭手前をしている人が多いが、真の茶事の中での真之炭手前として理解し、
真之炭手前を修練しなければならない。初座では、席中で挨拶の後、台子正面にて、
封印した紙縒り(こより)の結びを解かなければならない。その後、真之炭手前となる。
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図1 木地神折敷の底には切り落とした奉書を敷き、図のように炭を並べる。 |
上図のように炭は並べるのであるが、紙釜敷には風炉と炉の場合で置き方が異なるので注意したい。
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6. 台子道具を扱う時の右手の経路 2016/8/31〜9/20 |
奥秘台子12段では、道具も「格」あるものを用いる。それ故に、道具を扱う際には、
それなりの扱い方がある。又、その道具に触れる際に、他の道具を避けて、手をその道具まで運び、道具を持って、必要な場所まで移動しなければならない。
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図1 「行之行(風炉)」の茶事を例として記述すれば、「懐石」、「初炭」手前をして、菓子を頂いた後、中立をしますが、亭主は、中立の間に、 「行之行」の所定のの点前の準備を用意いたします。 台子正面に茶入をのせた八卦盆を運び、八卦盆を台子中央前の畳に置き、天板の棗を右手で、八卦盆の下座を八卦盆を避けて、図の赤い線のように、天板上の棗を横から取って、 同じ経路を通り、膝上で、棗を扱って棗を半月に持ち直し、八卦盆の下座横に棗を置く。八卦盆の横中央を両手で持って天板中央手前にのせ、 右、左と盆横の手前(時計で言えば4時と8時の位置)に手を移し、両手で、八卦盆を天板中央に進める。その後、台子正面に台天目を運び、膝前に置き、茶杓を取って、 八卦盆の「巽」の位置に斜めに置き、茶筌を台天目の横に仮置き、茶巾を八卦盆の「離」の位置に置き、茶筌を茶巾にのせ、台天目を持って、「兌」の位置にのせ、棗を両手で持って水屋へ運ぶ。 。 |
会員ページで、点前での手の運びとしての右手の経路を、詳細に記述してみよう。 |
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